先日の級審査の観察カードが全員に渡されました。
全員合格とはいえ もちろん次に向かい、直すことろは多々あります。
今日は木村先生から「観察カードを見ると 声だし 間合い 足さばきにチェックが入っていた剣士
が多いのでそこを直していく稽古をしましょう」と指示がありました。
声だし。
打つべきところを発声する。
面は「めん」と発声しなければならないのに切り返しになると
「ヤー⤵、めん めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」や 「ヤ⤴ァ⤵めん うぇぇうぇぇうぇぇうぇぇ⤵」
などになってる。(文字にすると難しいですね💦)
本来とは違う場所で息を吸っていることも大きな間違いの原因です。
これでは声の力を失っています。
声を出すのはただ音を出しているだけではありません。
足さばき。
足さばきが良ければ試合のコントロール権が自分に出来ます。
バランスを保ち 力を生み出します。
間合い。
間合を考えるとは 相手から一定の距離を保つことだけではありません。
足さばきと間合いによって 更に試合や自分自身の優位性をコントロールし、攻撃のチャンスを作り、自らも打たれないようにすることができます。
これらは多くの理由のひとかけらです。
声も 間合いも 足さばきも なぜそうなのかは ちゃんと意味があります。
意味があるのは理に適っている そうするのが一番力が出たり 合理的だという長い間多くの歴史の
先生たちが稽古で導いたものなのです。
大きく外れると いつか崩れます。
試合に勝てなくなったり 急に周りが強くなるのを感じて焦ったり 追いつけなくなったり。
結果大きな回り道をした上に 変な癖が付きなかなか治らず 剣道が嫌になったりもします。
守破離という言葉が剣道では多く使われます。
守るべきことは沢山あります。
まずは歴史から導いたものを自分の体に染みこませましょう。
今日の稽古の最後は木村先生から「随分良くなっていました」とお褒めの言葉を頂いていました。
出来ない人なんていない。
意識して守っていこう。
剣道に限らず 基本は歴史からのプレゼント。
小中学校の勉強も基礎の研究の結果を学んでいます。
剣道も同じ。たくさんプレゼントもらい学び高め合っていきましょう。
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